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【いわき平競輪・ナイター】伊藤嘉浩「家に帰った時に冷たいか温かいかはこれに懸かっている」
赤板で押さえて先行し2着に逃げ粘った伊藤嘉浩。負け戦とはいえ3場所続けて逃げ切りで勝ち星を挙げるなど確実に調子を上げている。
初日のレース後には「格上を相手に格下が勝つにはあれしかない。術中に嵌まってくれた。息子(温希)がデビューしたことで、今までは観ていなかった家族みんなが自分のレースを観てくれるようになった。家に帰って、冷たいか温かく迎えられるかは(自分の脚を指差し)これに懸かっているからね。あと10年は頑張らないと。練習の感じが良くなってきたが、それがすぐ成績に出るものではないし、徐々に良くして70点を超えて自分がメインの番組を組んでもらえるようになれば」。
「息子とはプロになるまでという約束だったし今は別々に練習しているが、今度は娘が選手を目指しているからそれにかかりきり。4月から乗り出して、タイム的にはボーダーよりちょっと下ってところでギリギリかな。彼女が選手を目指す胸中はわからないが、父も兄も楽しそうにやっているからかな。自分は不器用な分、力で真っ向勝負して背中を見せられれば」。
若手を相手に真っ向勝負する伊藤嘉浩の姿は、家族にもカッコよく映っているだろう。