アオケイ・小田競・中部競輪・競輪研究4紙合同の競輪サイト
ひと頃の荒木選手は捲りが多く、仕掛けもそこまで早くなかった。良く言えば勝ちに徹するレース、悪く言えば自分だけのレースが多いイメージだったが、近況のレースを見ても180度一変したかの様な行きっぷりの良さで超積極的。今開催の初日特選でも3番手から捲りに構えず、打鐘で叩いてキッチリと主導権を掴むと先行勝負で魅せた。レース後と合わせて心境の変化など聞いてみた。
「初日は村田君が強いので、何とか前に出られればチャンスはあるけど、あのまま3番手だと無理だなと思い叩いて出ました。もう少し加速出来れば良かったけど、打鐘で結構脚を使ってしまったし、ホームでも重かったですね。最後ちょっと小埜さんとバッティングもしてしまったので反省です...(苦笑)。
自分はこれまでS級に上がったことがなくて、点数は良い所までは結構行ったりしてたんですよ。そういう時に周りから自分が勝つような走りで良いんじゃないかと言われたりして、捲りに構える事が多くなり結局ダメだったり...。
それでどんどん点数も下がってS級点も取れずに終わってしまったりしていたんです。これじゃダメだと練習量を増やして先行基本のレースに戻そうと。以前よりも吹っ切れた感じで、気持ち的にも落ち着いて走れる様になりましたね。
先行してもズブズブ差されなくなったし、点数も上がってきて番組が良くなったり、しっかりしたラインも出来る様になったりで良い流れになってますね。
来期はA級なんですが、今期はS級点が狙える位置なんです。まだちょっと足りないくらいだけど、初日特選での4着は大きいし、準決も勝ち上がって決勝はしっかりと優勝を狙いたいです!!
今回和歌山に参加してる千葉の栗本が同い年で仲が良いんですよ。彼も今期のS級点がボーダーラインなので、決勝で対戦になったら負けられないですね。」