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向日町競輪・GⅢ平安賞 奮起の逃走劇

2022/09/25

さて、2日目を迎えた向日町競輪GⅢ平安賞。初戦敗退となった柿沼信也だが、2日目の選抜戦は展開も味方に鬱憤晴らすかの様な先行押し切り。高配当の波乱を演出した。

「本当は中団、中団での立ち回りと考えてたんですよ。ただ、作戦段階でああいう展開になったら駆けるというのも考えてたし、後ろでやり合ってて自分は相手にされてなかったので、もう駆けちゃいました(笑)。

あそこで引いてしまったら勝負権もなくなっちゃいますしね。後ろでやり合わせて逃げ切れればと思い駆けたけど、久々過ぎて感覚が慣れてない感じで、フラフラして真っすぐ綺麗に走れなくて…。何とか押し切れたので良かったです。

基本は人の後ろとか、自在にという感じだけど、7車立でとかで前を任されたりしたら、構成にもよるが先行というのも考えて走っていかないと。初日は3番手回って自分の技術がなくてダメだったが、外併走でへばり付いてはいけたし、状態自体は悪くないですね」。

S級戦線では番手戦、3番手回りなどが主でタテのイメージは稍薄れつつあるが、まだまだタテ脚は健在。自分で動く時は展開によって今日の様に先行も視野に、オールマイティーな立ち回りで存在感発揮を誓った。