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熊本競輪場開設73周年記念「火の国杯争奪戦in久留米」を制したのは、熊本選手の絆を存分に活かした中本匠栄
来年から熊本競輪場が再興される事が決まり、今回がラストの「火の国杯争奪戦in久留米」。熊本の中本匠栄のGⅢ初優勝で幕を閉じた。
表彰式では「最近は腑甲斐ないレースが続いていて、今回も一次予選からスタートで苦しかった。悪いなりにもやる事はやって来たけど、ベストな状態じゃなかったです。勝ち上がりもギリギリだったし、前と後ろに世話になりっぱなしでした。決勝でも得点上位の塚本大樹君に我がままを言わせてもらって3番手を回らせてもらいました。決勝でも自分だけ何もしていない感じでした。でも、凄い声援だったし、それを追い風に出来たと思う。レースの内容は無我夢中でほとんど覚えていません。ゴールした時も1着かどうか分からなかったくらいです。1着と分かった時から涙が止まらなくなって。とにかく、周りのお陰です。感謝しかありません。来年の熊本記念にも呼ばれる様に気持ちを引き締めて、今度は自分がラインの為に何かをしたいですね。賞金はぱあっと、使いたい(笑)」と笑顔で会見を締め括った。