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千葉の「TIPSTAR DOME CHIBA」で8日から「PIST6 Championship」のサードクォーター PIST6カップ2が開催されている。準決勝B(5R)に出走予定の曽我圭佑に話を聞いた。
5月の岸和田開催での落車から徐々に調子を戻していた曽我だが、前走の玉野開催で落車。「頭を強く打って初めて記憶を失ったけど、それ以外は軽い擦過傷程度。競輪選手は落車がつきものだけど、調子が戻ってきたと思ってからの落車は…」と前検日には少し遠い目をしていた。
一次予選は5コースからスタート。残り2周半から押さえて先行体勢。曽我を追った小橋明紀が迫ったものの、逃げ切っての1着スタートを飾った。
「詰まるくらい緩んでいたので、早めだったけど仕掛けました。一番人気にもなっていたし、無我夢中で踏みました。ただ、調子の良いときに比べて感じは全然。ただ、1着で人気に応えられたのは気持ち的にもよかった」とホッと胸をなで下ろした。
二次予選は4番手からのスタート。残り2周前から仕掛けてペースを掴んでの押し切りゴールを決めた。「本調子ではないけど、自分の勝ちパターンで仕掛けられたのはよかった。体と心が合っていない感じがするし、今回下げたギヤを戻すかは明日(2日目の)起きてからの状態を見ながら決めます」。
「いつも準決勝は弱気になってしまうので、強気にいきたい」と準決勝に向けて意気込んでいた。
自力選手が揃い激戦模様。本調子ではない中でも長い距離を踏んでの押し切りは力強かった。準決勝の曽我の走りにも注目だ。