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西武園競輪場ではナイター競輪「東京中日スポーツ杯(FI)」が8日から開催される。12RのS級初日特選に出走予定の坂本健太郎に話を聞いた。
「やる気のスイッチを探してます(苦笑)。病欠明けの名古屋と広島の成績がダメダメでやる気のスイッチが…」と体育座りでうなだれる坂本。
「9月の頭に体調を崩して、それでも諦めずに練習したんですけどね…。前回の広島は番組も良くなかったし、この状態でこの追い打ちかぁ~と頭を抱えましたよ」。
「夜に思い出してもムカつくぐらい、俺にストレスを与えてくれる人がいるとスイッチが入ると思う。くそ~、マジで許さん!みたいなヤツが一人いればなぁ(笑)。今開催、誰かいませんか?(笑)」と検車場をキョロキョロ。
ジレンマを抱える坂本だが「うーん…。でも、腐っていても仕方ないので早くスイッチを入れないと。走るごとに少しずつ感じが良くなっていると信じたい。今はリハビリ期間だと思って辛抱ですね」と前を向く。
ここまでの調整を聞くと「前回でスイッチが切れて、この1週間はそこまで練習は…。普段の練習はバンクと街道の半々。田中誠とか、強面の人たちと一緒にやっています。でも、今回に関しては一人でやる“裏メニュー”をやってきた。家の周りを回るんですけど、1周3㎞ぐらいあるコースを3周して。え?ただのサイクリングじゃないですよ(笑)。途中でモガける場所もあるし。やる気が起こらなくてもねぇ、さすがに何もせんのは人として良くないと思って(笑)。最後の調整段階というか、ちょっとスピードを出しておきたいなってときにもやっていますよ」と裏メニューの存在を明かす。
初日特選は松本秀之介-山田庸平-坂本健太郎の九州3車で新田祐大に挑む。「相手が相手、敵でも味方でも嫌だね。早かれ遅かれ新田が飛んで来るだろうけど、秀之介の仕掛けるタイミング次第ではチャンスがあるはず。今開催でキッカケを掴めるように頑張りたい」と意気込んだ。スイッチ、見つかりますように。