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直前に村上義弘引退の衝撃的ニュースが。
常に寄り添って戦ってきた、実弟の村上博幸が今シリーズに参戦し思いを語った。
「兄の引退は相談と言うよりは数日前に聞いた。この数年はいつ辞めてもおかしくない感じだったと思うが、急すぎてまだ受け入れられてない感じ。自分の中で整理し切れない。2日前にバンク入った時もまだ兄の自転車が普通にかけられていたから不思議な感覚。厳しかったけど、兄がいたから今の自分がある。自分が小さい頃、自転車に乗り始めた頃から兄は強くて憧れ。それは未だに変わる事なく偉大な存在。思い出のレースは数えきれない。初めて一緒に走った地元の共同通信社杯、ダービーでワンツーやグランプリも。でも2014年の名古屋ダービーは忘れられない後ろ姿で目に焼き付いている。メンタルが狂うくらい高ぶり過ぎたのを覚えている。15年くらい兄弟で選手としてやって、自分が頑張らないと一緒に走れないという思いでやって来た。引退はまだほんまに受け入れられてへん。その感覚はまだ分からず。まだ信じられへんけど、ほんまなんやと考えてしまう」。