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取手モーニング競輪 吉田勇気
20日に開幕した取手モーニング競輪「Kドリームス杯(F2)」は準決勝を終えた。準決で絶望的なレース展開を見事にひっくり返した吉田勇気に話を聞いた。 勝負どころの準決勝戦では失敗レース。後ろに切り替えられて、さらに最終バック手前からようやく巻き返す流れ。誰もが「終わった」と思える流れを会心の逆転劇に変えた。 「最終バックでまだバックを踏んでいるような感じでしたから。ちょっと、どうかなって思ったけど、車が進んでくれました。内容は最悪だけど、脚はありましたね」と振り返る。 初日も大きな牽制を受けたが、それを踏み堪えて捲り切るなど、今シリーズの動きはかなり良い。その要因など何かあるのかを聞いてみると「1場所前にフレームとシューズを同時に換えたんです。そうしたら、何となく良い感じで。それで今回はフレームを別のものにして、さらにギヤを換えてみたらこの成績。もう少しだけ調整してみて決勝を走ります」。 決勝は単騎での競走となったが「単騎のレースで優勝したこともあるし、結構好きなんですよ。自分のタイミングで仕掛けられるから。脚を溜めて一発狙います」と力強く話してくれた。地元の新人松田昂己と松本京太がやり合う展開ならひと捲りもありそうだ。
競輪放浪記《第1回》プロ雀士・滝沢和典(アオケイ紙面掲載コラム)
勢いづく 高尾貴美歌