アオケイ・小田競・中部競輪・競輪研究4紙合同の競輪サイト
松戸競輪場で行われているナイター競輪「第22回吉井秀仁杯(FI)」は28日に2日目を迎える。12RのS級準決勝に出場予定の上野雅彦に話を聞いた。
初日の上野は打鐘から猛然と襲いかかる嵯峨昇喜郎に叩かれずに主導権を譲らない。最後は番手に入った嵯峨に差されての2着スタートにはなったが、レース内容は十分。
「あそこは絶対に負けたくないところでした。(嵯峨を)出させてしまったら終わりでしたからね。必死に踏んで主導権は渡さないぞって思っていました」と気合のこもった逃走だったことを激白。
更に「誘導員が引く前から道中は自転車が流れてくれている感覚があって、かなり踏んでいた割には最後まで踏み切れていましたね。前走の小倉から状態が上がっています」と体調面にも自信がありそうな様子。
正念場の準決勝を迎え、メンバーを見渡すと「さすがに強烈! でも、この相手なら開き直って走れますよ。しかも後ろの柏野さんとは去年の11月の静岡で準決、決勝と一緒で、両方ともワンツー。もちろん柏野さんが両方とも差して優勝していますけど。メチャクチャ後ろが柏野さんだと安心感があるので、巧く操縦してもらいながら静岡みたいに準決もワンツー、決勝もワンツーといけば良いですね」。