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売り上げ目標を大幅に超え、盛況のまま終わった京都向日町カップ(施設整備等協賛競輪G)は簗田一輝のGⅢ初優勝で幕を閉じた
人気割れした混戦気配だったが、レースも正に激戦だった。正攻法に構えた朝倉智仁-黒沢征治の関東勢を簗田一輝が赤板で叩きに行くが、朝倉が突っ張る。後方で様子を窺っていた阿部将大が鐘4角からロングスパートをかけるが、黒沢が気付き、牽制しながら2角番手発進。この両者が激しいバトルを演じ、脚を削られる。4角で黒沢が阿部を退けたが、この後ろに切り替えていた簗田が外を鋭く伸びてGⅢ初Vをゲット。
「突っ張られる事は予想していたし、何とか斬りたかった。けど、黒沢さんの後ろを取る事が出来たし、志村さんにもう一回追い上げられても、その位置は守ろうと。今まで、何回かGⅢの決勝に乗っていたけど、脚が三角に回るって意味が良く分かりました(笑)。4角手前からは我武者羅に踏み込んだけど、いつもの伸びじゃなかった。嬉しさもあるけど、勝ててホッとした安心感の方が大きいですね。余り調子が良くない中での開催だったし、これからもビッグレースで活躍できるように、普段からの練習を大事に、一戦、一戦を頑張って行きたい」