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青森モーニング競輪 松下綾馬
5日より開幕した青森モーニング競輪「東奥日報杯」は勝負どころの準決勝戦を迎えた。予選に引き続き連勝のゴールで無傷の勝ち上がりを見せた松下綾馬に話を聞いた。
準決勝戦では正攻法から別線を出させずに逃げて、番手の山中崇を引き込む完璧なレース運び。しっかりと人気に応えた。開口一番「バックが追い風だったので、それを使ってゴールまで行けた感じです」と会心の逃げ切りに表情も緩む。直線では影をも踏まさぬ強烈な踏み直しをみせた。
「最初は練習でスピードが出るようなセッティングにしていたのですが、色々な動きがあるレースの中だと、そのセッティングだと、どうかなと思って以前やっていたものに戻したんですよ。そうしたら自転車がしっかりと流れるようになって。踏めている感じもありました」と好感触を掴んだ様子。
いよいよ、Vが目前に見えてきた感じだが、最近は優勝を意識して変なレースが続いているという。「優勝、優勝と考えてしまうと力が入ってしまって失敗したり、変なレースをしてしまうんです。だからこそあまり意識せずに普段の走りをやっていきたい」と話してくれた。
決勝は中四国ライン結束でその先導役となった。相手も同期同級生の長谷川飛とあって一瞬たりとも気が抜けない対戦となるが、持ち前の粘り強い走りで難局を自らの脚で打開しよう。