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バンク改修を終えた青森競輪場で6月5日より今シーズンの初戦「東奥日報杯(F2)」モーニング競輪が開催される。近況上昇気配にある佐藤正吾に話を聞いた。
5月の名古屋、松山で連続優出。一時期よりも確実に状態を上げている。
「少し前に遠征で高松に行ったのですが、その時に「痔」になってしまい3日間ともオール6着。点数を落としたのもあったのですが、『このままではダメだ』と思い、街道よりバンクに入って練習するようした。バンクでは菅田壱道君やその他の若手に囲まれて一緒に乗るようになった。まあ、一緒に乗るって言っても僕は『ついて行っている』だけなんですけどね(笑)
」
だが、その練習の効果が出てきたのか、その後は1着が取れるようになってきて点数も回復。「何たって若手のゴール前の速度は70キロ近くあるし、壱道なんて72~3キロは出ていると思う。付いていくだけでも良い練習になりますよ」と若手に刺激を受ける充実した環境が成績を押し上げている要因みたいだ。さらに佐藤は「タテが無いと前を差せないし、自力(タテ)の練習もやるようになった」と話してくれた。
「来期のため」と話す佐藤だが、その成果は意外にも早く出てきているようで、今シリーズの走りの中でも見られそう。注目したい選手のひとりだ。