アオケイ・小田競・中部競輪・競輪研究4紙合同の競輪サイト
千葉の「TIPSTAR DOME CHIBA」で3日から「PIST6 Championship」の「ファーストクォーター」ラウンド9が開幕する。注目3選手に話を聞いた。
ついに出た!待望のタイムトライアル「9秒台」!河端はナショナルチーム在籍時に世界選手権(2018年)・男子ケイリンで「銀メダル」を獲得。同種目で日本へ25年ぶりにメダルをもたらし、世界への扉をこじ開けた男が本領発揮だ。
ライバルたちもお手上げか?いやいや、S級の実力者たちが黙っていない。特に稲毛、皿屋は自己ベストを更新。
張り巡らされる“河端包囲網”、突破なるか、封じるか。2日間の激戦から目が離せない。
▼1位 河端 朋之 9秒996(PIST6史上初の9秒台)
PIST6出場6回目 前回のEXTRA STAGE 年間ファイナルで初優勝
ひとまず目標だった9秒台が出たって感じですね。でも「脚が回っているな」とか、「バンクが軽いな」というは感じなかった。状態面は悪くないのかなと思います。
記録なので、すぐに抜かれると思う(笑)。現ナショナルチームの若い子たちはバンバン9秒台を出していますからね。
全プロ(全日本プロ選手権自転車競技大会・スプリント2位)の決勝は雨谷君が強かったですよ。いい緊張感もあったし、楽しさを感じながら走れた。自分としても今後にプラスになるレースでしたね。
▼2位 稲毛 健太 10秒169(自己ベスト10秒388を更新)
PIST6出場2回目 1/21-22以来(決勝4着)、4ヶ月ぶりの参戦
体感としては遅く感じたから、思ったよりもタイムが出た感じですね。いや、出来すぎ(笑)。前回は初めてだったから流れが分からなかったし、入念にアップもしていなくて。今回は2回目ってこともあり、気持ちに余裕がありますね。
最近は支部長業務が忙しくて思ったように練習の時間は取れていないけど、仕掛けるタイミングが来たらしっかりと自力を出したい。
▼5位 皿屋 豊 10秒393(自己ベスト10秒462)
PIST6出場5回目 決勝3着×2、2着×1の実績者。狙うは表彰台の真ん中のみ!
前走・小田原の決勝で落車、打撲と擦過傷で身体が痛む。でも、宮杯(G1)を控えているので、実践間隔を考えても今回は走りたかった。
すぐに自転車に乗って練習もしてきたし、走りながら痛みが癒えてくれれば。
こんな状況でも自己ベストが出るから不思議です(笑)。身体が痛いなりに駆け方を工夫した。前日の練習で今のベストな駆け方を色々と試せたのが大きいですね。
9秒台を出した河端君からはコース取りなど、色々とアドバイスをもらったし、まだ伸びしろはあるということで。今後は10秒2を目指していきたい。