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千葉の「TIPSTAR DOME CHIBA」で11日から「PIST6 Championship」の「ファーストクォーター」ラウンド5が開催されている。 6R 準決勝Cに出走予定の村田瑞希に話を聞いた。
今開催から村田は徳田匠に次ぐ『ピナレロ』のフレームを用いての参戦。
『ピナレロ』のフレームは地区プロの団体追い抜きで徳田、畑段嵐士と同じフレームを使いたいという流れもあり購入したようだ。
「地区プロでは今のところ団体追い抜きの予定だけど、エリミネーションやケイリンにも参加するかもしれない。地区プロに向けてもPIST6で使うことで感触とかフレームの特性を掴めたらなと」とPIST6だけでなく地区プロへ向けての研究も熱心。
「今回は予備で『ルック』も持ってきているけど、『ピナレロ』はフレームも柔らかい方でスクラッチとかポイントレースとか中長距離でよく使われている。寸法も長いのでモタモタする感じはありますね。初速はないけど、進んでくれる感じはあったし、後伸びしてくれる」と一次予選を終えてから話してくれた。
一走だけではまだ物足りないという感じではあったが、二次予選を終えると疲れを見せながらも少しにこやか。「走りで修正したりは必要だけど、このフレームは良いですね。ルックにはないものがあるし、特性をうまく生かせれば優勝も狙えるかもしれない」と少しずつではあるが、いい感触を掴んできた様子だった。
現行競輪でも勢いの増している村田が新フレームでまずは準決勝突破を狙う。
同じ岩井商会レーシングで同郷の徳田匠も『ピナレロ』で優勝しているし、フレーム効果も期待したいところ。今度は徳田にもこのフレームの良さを聞いてみたいと思う。