日本選手権に弾みを付ける完全Ｖ

雨が降りしきる中、武雄競輪場開設７３周年記念　大楠賞争奪戦を完全で制した脇本雄太

朝から雨が降りしきる佐賀県武雄競輪場。この後に平塚日本選手権を控える中、強豪が集結した武雄記念決勝戦。制したのはチャンピオンジャージを身に纏う脇本雄太だった。

　見事に完全優勝で制した脇本は「雨が予想以上にきつく、とにかく視野を広く持って走ろうと。スタートでは新山君、山田君が早く、中団が欲しかったが無理に付き合う必要はないんじゃと思い、後方で、伊藤君の仕掛けが遅ければ、早目に行く考えもあったが、赤板から飛ばしていたし、ペースも早かったので落ち着いて行こうと。新山君が仕掛けた辺りで行こうと思ったら、内藤さんが離れていて、それを見てしまった。けど、踏み出した以上はがむしゃらに行こうと。最後まで勝てるかどうか分からなかった。、薄氷の勝利だと思う。けど、タイムは悪くなかったし、余裕はないけど、戦える状態にあるのは確認できた。次の選手権に良い弾みが付けられたと思う」。