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千葉の「TIPSTAR DOME CHIBA」で18日から「PIST6 Championship」の「ファーストクォーター」ラウンド2が開幕。2日目の準決勝C(6R)に出走する安倍大成に話を聞いた。
超新星あらわる!期待のルーキー・安倍大成がPIST6鮮烈デビューを飾った。前検日のタイムトライアルでは10秒212の一番時計を叩き出し、そのスピードをレースでも遺憾なく発揮。
注目の一次予選、安倍は残り1周半で4番手からスパート。3コーナー、内にいる3選手の大外を乗り越えて一気に抜き去る。2着の内田玄希に大差をつける圧勝劇を披露し、1.0倍の断然人気に応えてみせた。
二次予選は残り1周半で3番手から小原太樹が先に動くと、続く安倍がすかさず踏み上げる。あっという間に前団を飲み込んで残り1周のホームでは先頭に立ち、口が空きつつ追い上げた2着の市本隆司に4車身の差をつけた。
タイムが強さを物語っている。安部はデイ、ナイトの上がりタイム、最終周回タイムともに一番時計。これには過去5回の優勝実績がある堀江省吾も「安倍君はただひとり12秒台、かなりの好タイムですよ。強い!のひと言」とライバルに舌を巻く。
圧巻の走りで連勝デビュー。当の本人はというと「一次予選は緩んだペースで行けて理想通りの展開に。後ろの気配はなかったし、あとはペースに入れることができた。二次予選は展開の流れを見て、自分の順番が来たら仕掛けようと。得意なパターンになりました」と淡々と話す。
また、準決勝に向けては「捲りが多くてポカもあるタイプ。一か八かになるので気をつけないと。準決はレベルが上がるので、外に浮かされないように意識して走りたいですね」と兜の緒を締めた。前節は東矢圭吾が121期一番乗りでPIST6初出場、初優勝(完全V)。その流れに安倍が続けるのか、注目だ。