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【京王閣ナイター】神山拓弥「目指せ500勝!退職金アップ!」

2023/04/14

京王閣競輪場では14日から「S市原カップ&東京中日杯(FI)」が開催される。12レースのS級初日特選に出走する神山拓弥に話を聞いた。

 検車場に現れた神山は初日特選の番組を見て「有希も大介にも、ふたりにはいつも世話になっている。俺は茨栃3番手で」とコメント。関東ラインは吉田有希-長島大介-神山拓弥の並びとなった。




直近4場所はグレードレースが続き、16走して10回の確定板入り。これには「なぜだか展開が向いている。運ですよ、運。もう運だけで生きていこうかなと思い始めている」と冗談めかす。残り1勝に迫った通算300勝については「あまり300勝については意識していない。単なる通過点です、俺は500勝を目指していますから。500勝までいくと退職金がアップするんですよ。だからね、こんなところでつまずいている場合じゃない(笑)」とどこまでも自然体だ。

 

直前は充実した練習をこなしてきたそうで…。「2日間、宇都宮で『栃茨合同合宿』に参加。栃木と茨城の親交を深めよう的な合宿。あとは森田優弥もいたな。ヨシタク(吉田拓矢)も来ていたし、彼らと良い練習ができた。自分も練習の感じは良かったですね」と明かす。

 

突然、興奮気味に「あいつが強かったな。橋本壮史!ウチの眞杉や坂井洋より全然、強いんじゃないの」と茨城の新鋭を大絶賛。「やばいね、めちゃくちゃ強えよ。競走では2%も力を出せてないんじゃない?!ポテンシャルは確かだし、これからが勝負だね」と若手の台頭が著しい関東勢から新たなキーパーソンに橋本の名を挙げた。

 

「森田、あと朝倉智仁!あいつらは俺よりも弱かった(笑)。俺の方が全然タイムが良かったもん。でも、良いんですよ。練習が弱くても強い競走ができれば。練習で強くても競走が弱ければ意味がないんですから。だから時には開き直ることも大事、俺なんか開き直ってばっかですよ」と関東の次世代を担う後輩たちへ愛の鞭(むち)?も忘れない神山であった。