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玉野競輪
山崎芳仁・原清孝・安谷屋将志 選手
記者「セッティングを見てもらっているんですか?」
安谷屋「僕は前検日に見てもらいました。山崎さんとは久々に一緒になったから聞きたいことが一杯あって(笑)。」
原「俺みたいに80点しかない選手にも親身になって見てくれる。本当に神様ですよ(笑)。」
記者「山崎選手が沖縄に居た頃は一緒に練習やっていたそうですね。」
安谷屋「そうなんです。僕は山崎さんとずっと街道でやっていましたね。あの頃はいつでも相談できたのに、山崎さんが福島に帰ってからはなかなか相談できなくて。」
記者「今回は良いアドバイスを貰えましたか?」
安谷屋「僕のフレームが落車で壊れちゃって、今のフレームは原さんのを借りているんですよ。山崎さんに見てもらったら、フレームが柔らかいのに、この大ギアとチェーンの組み合わせが良くないと。そこで言われた通りに大ギアを『禅』にチェーンはシルバーに変えました。ぶっつけ本番になるけど、山崎さんのアドバイスですから悪いようにはならないでしょ(笑)」
記者「原選手は?」
原「僕は微調整です。これが神がかっている。普通の選手はこう乗ったらとか、アドバイスが大まかというか曖昧。山崎君は俺が求めている事をすぐ形にしてくれる。それが的確で。まるでセッティングロボットですよ。」
記者「山崎選手は自分のアップ時間とかもあるでしょうが、沖縄勢にここまで親身になっているのはお世話になったからですか?」
山崎「そうですよ仲間ですから。僕らが震災の時に沖縄に移住して、沖縄勢には本当に世話になった。いつも一緒に練習していた仲間ですから。一緒に飯も食ったし。僕に出来る事があればいつでも相談にのりますよ。」
初日を走り終えた安谷屋選手が
安谷屋「今日は僕のいつもの優柔不断がでちゃいましたけど、自転車めっちゃ進みます!部品変えただけでこんなに変わるんですか!?」
山崎「それなら良かった。セッティングは出ていたから。部品の相性だったね。」
記者「流石ですね。」
山崎「たまたまですよ(笑)。」
人柄の良さが人を引きつける山崎。超一の選手がここまで細かく・詳しくアドバイスを送る。これも震災時に山崎選手と佐藤(慎太郎)選手を温かく迎えた沖縄勢への恩返しとの事。お互い困った時に助け合う、この絆は固い。