FⅠ&FⅡニュース

戦う男 森山昌昭

2023/03/02

高松競輪 2日目 1R 1番車

 

森山 昌昭 選手

 

 

記者「2日目なんですが、高田隼人選手と江口晃正選手が森山選手に任せますって言っていますよ。」

 

森山「また?!こんな年寄りに()。」

 

記者「平川君の先行1車でしょ。俺に出来る事なんて限られてるよ。」

 

高田「今まで何回も森山さんに頑張って貰ってる。またお願いします()。俺らじゃ森山さんの前で何かって出来ませんよ。」

 

森山「任されたらやるしかねぇけど、ちょっとは年寄りを労れって。」

 

記者「森山選手は昔からオールラウンダーで頑張ってきたから期待されていますね。」

 

森山「若い頃は良かったけどねぇ。走るのが楽しかった。何でも出来たから。でも歳には勝てないよ。誰かこんな時に俺の前で頑張りますって若いのが出てきて欲しいよ。」

 

記者「9車から7車に変わったのも影響しますか?」

 

森山「それはないね。今の7車の方が俺ら年寄りにはやりやすい。9車だと叩いて叩いてって入れ替わりが激しいでしょ。それよりは7車の方が単純で脚を使わないから。よしっ明日はやりますか!やるからにはやりますよ!」

 

若い頃から先行・捲り・飛び付きとオールラウンダーとして戦ってきた森山。今でも九州勢からの信頼は絶大だ。そのスタイルもそうだが、戦いに挑む姿勢が実に男らしい。任されれば頑張る。自分に出来る限りの事をやる。年齢と共に落ちていく脚力を闘争心でカバーするその姿は尊敬できるし、ぜひ若手は見習って欲しい。