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京王閣競輪場のナイター競輪「京王電鉄杯&東京スポーツ杯(FI)」は25日に最終日を迎える。4レースのA級特選を走る有馬雄二に話を聞いた。
――カメラの位置は把握しているんですか?
していますよ、下調べをしていますから(ドヤ顔)。指定練習をして位置を確認して、イメージをしながら初日の競走を迎えるんです。
――下調べやイメージをするのは何においても大事ですよね。
でも、結果はたまにしか勝てない(笑)。
――もしかして全ての競輪場のカメラの位置を…?!
全て把握していると言われるんですけど、まだ弥彦だけ走ったことがないんですよ。ほかの競輪場はどこにカメラがあるのか全て知っています。弥彦のあっせんが来れば、全場制覇です!
――有馬さんのガッツポーズは競輪ファンの間でもかなり話題になっていますよね。
そうなんですよ!
――ガッツポーズはいつから始めたんですか?
始めたキッカケ…。元々、ずっとガッツポーズはやっていました。ただね、やっぱり弱っていくじゃないですか。で、目立たなくなるわけですよ。でも、目立ちたいじゃないですか! カメラ目線でガッツポーズは『ファンに喜んでもらえるんやったら』と思って始めました。
ホンマは勝ってアピールできたらね。僕も脇本雄太君ぐらい勝てたらええんやけど(笑)。
――パフォーマンスがモチベーションにもなっているわけですね。
そうそう。いつでも『穴をあけたろう!』と思っている。お客さんは100円でも車券を買ってくれはるでしょう。それなら選手は魅せないとね、納得してもらえるように競走も頑張らんと! たまにしか勝てんけどね、一般戦でしかね。
(なぜか自転車を片手に控え室へ向かって歩き出す有馬)
って、待って俺、帰ろうとしてるやん! いやいやいや! (通りすがりの選手Aに話しかける)ちょっと、俺、自転車を詰めて帰ろうとしてましたわ! アカン、アカン、うっかりや~。
選手A:何しとん(笑)
と、最後は関西人らしくボケをかました有馬。2000人以上いる競輪選手。選手の数だけ個性があって戦い方があるだけに、さまざまな角度や視点から競輪を見てみるのも面白い。ちなみにSNSで鷲田幸司が有馬のガッツポーズを紹介している。その影響なのか、ひそかにファンの間で流行っている?ハッシュタグがある。
『#有馬雄二 #カメラの位置は見逃さない #ガッツポーズ #たまにしか勝たない』
ぜひ、今後も有馬の走りはもちろん、パフォーマンスにも注目してもらいたい。