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千葉の「TIPSTAR DOME CHIBA」で7日から「PIST6 ChampionShip2022-23」フォースクォーター・ラウンド6が開幕する。初日の一次予選F(6R)に出走する中川誠一郎に話を聞いた。
昨年4月のファーストクォーター ラウンド2で完全優勝を果たした中川がPIST6に帰ってきた。約9カ月ぶりの参戦。これだけ期間が空いたのには理由があった。
「9月の共同通信社杯の落車で鎖骨と肋骨骨折、肺気胸の大怪我。選手人生の中でも5本、3本の指に入る怪我でしたね。段々と状態は戻ってきていて、今は8割ぐらい。前回の平塚は2日目、3日目と感じはよかったし、復帰後初勝利もあげられてホッとした」と復活ロードを歩む中川は安堵の表情をみせた。
4月以来の参戦について「状態がよくなったし、今回参加を決めました。前回参加したときに比べても100%の状態ではないので、タイムが出るかどうかは…。10秒2、3ぐらいが出たらいいかな」と話すも、持ちタイムは歴代4位の10秒028を誇るだけに期待を一身に集めた。
タイムトライアルの結果は10秒362で全体1位。気温の低下の影響か全体的にみても、ほとんどの選手が自己ベストから0.2~3秒ほどタイムを落とした。中川も「重たさはありましたね。まぁでも、10秒2、3が出ればと思ってはいたけど(10秒362は)70点ぐらい」とやや辛口評価。
「戦い方はいつも通り。PIST6はコースが抽選なので…。やっぱり中団のコースはやりやすいですかね。現状の力を出し切れるように頑張ります」
優勝候補筆頭・中川誠一郎のPIST6復帰初戦。連覇に向けてどのようにライバルをねじ伏せるのか注目したい。