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宇都宮競輪場で7月16日から「関東カップ・報知新聞社杯(FⅠ)」が開幕した。
A級初日特選を制した伊早坂駿一に話を聞いた。
1周駆けて脅威の上がりタイムを叩きだした伊早坂駿一
今回からA級に降級した伊早坂駿一。前節の弥彦では決勝には上がったが動き自体はひと息だった。今開催も当然初日シード組で番手には静岡の鈴木良太が付いた。鈴木とは他地区だが、最終ホームでカマして別線を完封。500バンクにも関わらず末脚もしっかりで上がりタイム14.1を叩き出した。
「今日はよかったですね。自分でも納得のレースです」と満足した表情を見せた。「ここに来る直前の練習がかなり充実していて今回は少しやれるかなという感じがありました。それにしてもこの上がりタイムは自分でもビックリです」。
「体調、脚の状態も間違いなくいいし、前回の弥彦よりも仕上がっている。準決勝は地元勢(高塩譲次、渡辺恭典)に任せて貰えたし、またいい走りが出来るように頑張ります」と気合を入れ直した。
伊早坂は前期S級戦で96点前半の点数だったが、本来は103、4点持っていてもおかしくないパワフルな自力選手。逃げないと脆いという弱点こそあるが、初日のような走りを続けていければ、A級戦では無双状態になるであろう。