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西武園競輪場で24日からナイター競輪「スポーツニッポン新聞社杯(FI)」が開催されている。10RのS級準決勝に出走する吉本卓仁に話を聞いた。
近況は上向きで1着数も増え、富山記念から予選は連勝中。そんな吉本に好調の秘訣を聞いてみた。
「最近は調子が上がってきましたね。9月から練習メニューを変えみたんだけど、それが良かったのかな」。
「本当はひっそり走りたかったんだけど、皆気付いちゃいましたね。前走はそこまで人気になってなかったけど、今日(初日)は一番人気。久々に緊張しましたよ(苦笑)」と人気オッズに緊張しながらもしっかり人気に応えた。
「ただ、自分は夏の暑さに弱くて…。夏はいつも成績を落としてしまうんですよ。その代わり冬は全然。皆が『寒い寒い』って言ってたらラッキーって感じです(笑)。9月になって涼しくなってきたのもあるかもですが」。
選手によって季節の好き嫌いは分かれるが、練習メニューと季節の変わり目が現在の好調に繋がったのだろう。
そして、来期はS級1班に復活。「この調子で点数も上げていきたいですね。まずはG1を走れるように、後は特選スタートが出来るのは大きい」。
「最近は若手の強い自力選手が増えてきたから後ろを回る番組も増えてきた。自分が良い位置を回るためには少しでも点数を上げないとね。皆取り合いですよ(笑)」。
今開催もだが、初日は青柳靖起、2日目の準決勝は上田尭弥と好目標を得ている。後ろを回る番組が増えたことに関して聞いてみると。
「本当はまだ自力を出したい気持ちはある。でも、本当に若手が一気に増えてきたからね。前で動くのも後ろを回るのも緊張するけど、開催ごとで前なのか後ろなのか出来れば統一して欲しい!」と困ったような笑顔で話した。
若手の自力選手が増えることで後ろを回る機会が増えたという選手は多いが、長年、自力で戦っていた選手は『自力も出したいな…』と葛藤する場面もあるのだろう。
今開催は伸び盛りの九州男子が揃ったため、吉本は後ろへ回る開催となりそう。
準決勝は上田尭弥を目標に好調キープで連続優出なるか、期待が集まる。