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千葉の「TIPSTAR DOME CHIBA」で24日から「PIST6 Championship」のフォースクォーター・ラウンド4が開催中。2日目の準決勝C(6R)に出走予定の佐藤幸治に話を聞いた。
鮮烈なPIST6デビューを飾った佐藤幸の初日を振り返る。まずは注目の初戦、タイムトライアル1位の佐藤幸は単勝オッズ1.0倍の断然1番人気に支持された。
佐藤幸は5コーススタート。ペーサーが外れて残り3周、動きはなくスタートの並びのまま周回が進む。1コースの佐藤啓斗が徐々にペースアップするも、残り1周半手前から佐藤幸が5番手から一気に加速。強烈な踏み出しに追走していたラモスレオも口が空くほどのスピード。残り1周で先頭に躍り出ると後続をみるみると突き放し、2着の佐藤啓に7車身差をつけて圧勝。
レース後は「PIST6のレースを見ていて残り1周で巻き返すのは厳しいな、と。残り1周半でいこうと決めていました。踏み出しも悪くなかったと思う」と納得の表情で振り返る。
ギヤ倍数については「5倍にあげたけど、練習でも使っているので問題ない。やっぱり後方に置かれたときのことも考えて、ギヤは軽すぎない方がいいのかな、と。一走して手応えは掴めたし、ナイトでも連勝を目指したい。PIST6の演出は想像以上に迫力があって、楽しかったです」と笑顔を見せた。
連勝に期待がかかる二次予選、単勝オッズはまたしても1.0倍と断然人気の佐藤幸は1コースからスタート。
残り3周すぎで6コーススタートの緒方慎太朗が飛び出し、すかさず5コースの恩田淳平が追い上げる。緒方と佐藤幸の間に空いたスペースに恩田が入って佐藤幸は3番手に。残り1周手前から踏み上げ、逃げる緒方を一気に飲み込んで連勝ゴール。
「本当は緒方君のカマシに続いて2番手を確保したかったけど、踏み遅れてしまって。そのあとは前に恩田君を入れて、落ち着いて対処できたと思う。1日に2走して、疲れは思ったよりも気にならないですね。ギヤをかけた練習も普段からしているので。準決勝はハイレベルな戦いになるけど、色々な展開を考えて走りたい。優勝も見えてきたと思います」と手応えを口にした。
ワンランク上のスピードを見せつけ、充実の内容で連勝デビューを飾った佐藤幸。初出場・初優勝へ期待がかかるが、準決勝は若手機動型が集結。その中でどんな戦いを見せるか、注目したい。