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防府競輪では「第10回ウィナーズカップ(GII)」が21日に3日目を迎える。10RのS級準決勝を走る清水裕友に話を聞いた。
前検日、清水は言った。
「今後の競輪人生を考えた時に、このままじゃダメだと思った。今は、もっと先を見てやっています」
改めて、その心境の変化に迫ると「ここ数年、なあなあというか。切羽詰まらず、何とかなるだろうという甘さがあった。だけど、そうはいかないよなって年々思うようになって」と自分に向き合った末の言葉だった。
「“タイトルを獲りたい”とは言ってきたけど、じゃあ何をしてきたのかといえば、していない。“覚悟”がなかったんだと思います」
十一年ぶりとなる地元ビッグ開催も、清水の心を動かした。
「十年後、自分が走れているかは分からない。だから、これが最初で最後の地元ビッグのつもりで挑んでいる。優勝を目指したい」
少し前までの清水とは、あきらかに違う雰囲気が漂う。表情も明るく、前向きな言葉が出てきた。戦う顔つきになっている。
もう迷いはない。地元記念6連覇の実績を持つ大エース、その背には責任が宿る。決勝進出は最低限のノルマ。石原颯を目標に、勝負の大一番を迎える。