グレードレース

【防府競輪 第10回ウィナーズカップGⅡ】開催展望

2026/03/18

 ウィナーズカップ(GⅡ)が3月19日(木)から22日(日)の日程で開催される。格付けこそGⅡだが、実際の出場メンバーはGⅠと遜色なく、自力型が多く選ばれるため毎年ハイレベルな攻防が展開される。今年も例外ではなく、激戦必至のシリーズとなりそうだ。

主役候補は“防府の英雄”清水裕友

 代替開催を含めて地元記念6連覇という離れ業を成し遂げている清水裕友。このバンクへの思い入れは誰よりも深い。石原颯、町田太我ら勢いある若手との連係を軸に、勝ち上がりを着実に進めていく構えだ。同じくホームの桑原大志も地元戦では別人級の強さを発揮するタイプで、4日間を通して気迫の走りを見せる。

 対抗勢力の筆頭は層の厚い近畿勢。脇本雄太、寺崎浩平の破壊力抜群のコンビに、古性優作、南修二が加わる豪華布陣は全国的に見てもトップクラス。大阪からは中釜章成、谷和也といった若手の突き上げもあり、ライン全体の総合力は随一だ。村田雅一、稲川翔ら“仕事人”タイプも揃い、どこからでも勝ち上がれる強みがある。

 関東勢も吉田拓矢、眞杉匠の二枚看板を中心に戦力は十分。吉田有希、坂井洋、佐々木悠葵、小林泰正と上位戦で通用する選手が揃い、先行力のある菊池岳仁、森田一郎の存在も心強い。自在戦で存在感を増す鈴木玄人、鈴木竜士の東京コンビも侮れない。

 南関東勢はKEIRINグランプリ2025王者・郡司浩平が中心。自力勝負が基本線となりそうだが、松井宏佑や深谷知広との組み合わせは展開次第で変化する。和田真久留、松谷秀幸、小原太樹ら実力者も揃っており、郡司を軸にラインの総合力を発揮したいところだ。

 北日本勢は新スター・阿部拓真が牽引役。泥臭く粘り強い走りが持ち味で、昨年の競輪祭決勝を制してさらに一段階レベルアップした姿を見せたい。新山響平が不在の今回は小原佑太への期待が大きく、ナショナルチーム引退後は競輪一本に専念。立川記念では未勝利ながらも攻めの姿勢を貫き、覚悟を感じさせた。成田和也、渡部幸訓ら鋭い差し脚を持つ追い込み陣と共に決勝進出を狙う。新田祐大もまだまだ健在で、爆発力あるカマシ捲りで優勝争いに絡みたい。

 中部勢は山口拳矢が一枚看板。卓越したレースセンスと鋭い捲りはトップクラスで、久々のGⅡ制覇を視野に入れる。

 九州勢はSS1年目の嘉永泰斗がリーダー格。多くを語らず走りで魅せるタイプで若手からの信頼も厚い。荒井崇博、山田英明らベテラン勢も元気で、準決勝の壁突破を目指す。

 

 

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編集部

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