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千葉の「TIPSTAR DOME CHIBA」で17日から「PIST6 Championship」のフォースクォーター・ラウンド3が開催される。一次予選D(4R)に出走する中島詩音に話を聞いた。
今シリーズで優勝経験があるのは2Vの鈴木浩太と3連覇中の中島詩音の二人。共に119期の新鋭だ。互いに人気の中心になるのは間違いない。
目を見張る成長ぶりの中島は本人も話すように、自らレースを動かして積極的なレースをするようになってから安定感が増した。PIST6現在12連勝中、どこまで白星を伸ばすか注目が集まる。
そんな中島は今回、新車を投入。これまではBTのフレームを使用していたが、最新モデルのアルゴンのフレームを担いで検車場に登場。
新たな相棒について中島は「11月末の地区プロでしか実戦では乗っていないので、指定練習とハロンで250バンクでの感触を確かめながらですね」と話す。
タイムトライアルの結果は10秒374で全体3位。(1位は鈴木浩太の10秒346)
その後のインタビューでは「新しいフレームの感触はあまり分からなかった(苦笑)。流れのあるレースじゃないと判断できないですね。ただ、ハンドルの感じが良くなかったので、以前に使っていたものに戻した」と答えた。
「優勝への自信ですか? いつも自信はないです(苦笑)。今までの参加してきた中でも、一番ハイレベルな開催かもしれない。前々に走って、自分の力を出し切って優勝できるように頑張りたい」と意気込む中島。
今回は同期の119期が6名参戦。特に意識している相手を聞いてみると「うーん…。すずこう(鈴木浩太)ですかね。初対戦です」と鈴木をライバルに指名。
“中島と鈴木は似ている”。ずっと記者が思っていたことだ。「似ていると周囲から言われますね(笑)。あとは同支部の小林令さんも。以前に競輪の開催で先輩方へ挨拶をしにいったら、勘違いされたことも」と笑った。
学年が4つ上の神開一輝以外の5人はみな、同学年。大会等でも学生時代から交流があるだけに気心の知れた仲間であり、ライバルでもある。前開催は木村皆斗、石塚慶一郎、木村佑来で119期が表彰台を独占。決勝の舞台へ進めるのは6名、最強119期軍団全員が決勝に勝ち上がる光景も見てみたい。