コラムルーム

千葉サイクルクラブ「250RIDEタイムトライアル大会」in TIPSTARDOME CHIBAに密着!

2022/12/15

TIPSTAR DOME CHIBAで10日、千葉サイクルクラブ「250RIDEタイムトライアル大会」が開催された。そのイベントの模様をお届けしたい。

 ゲストに元ナショナルチームでDream Seeker所属の新田祐大選手、深谷知広選手を迎え、サプライズでパリ五輪を目指す長迫吉拓選手が登場。さらに地元千葉からは支部長を務める中村浩士選手の姿も。豪華ゲストを迎えたイベントには、総勢50名に及ぶ参加者が集まった。


参加者は自分のレベルに合ったコース(①ビギナー、②スタンダード、③プレミアム)を事前に選択する形式で実施された。

コースそれぞれの活動レポート、イベントの模様をお届けする。

 


    ビギナーコース

初心者向けとなるクラスでは、なんと…中村浩士選手が直接指導!競輪選手たちが実際に練習で使用している“ワットバイク”でウォーミングアップ。その後、負荷をかけて『モガキ練習』を体験。中村選手の掛け声が響く中、懸命にペダルを踏む参加者たち。その光景はまさに『中村道場』?! ストレッチや体の使い方などの指導を受けて、午後に控えたバンク走行に向けて入念な準備が行われた。

 


〈タイムトライアル計測〉

    スタンダードコース、③プレミアムコースの参加者たちは、以下4種目全てのタイムトライアルに自由に参加可能。

 

フライング200TT、インディヴィデュアル・パーシュート3kmF)・4kmM)、

タイムトライアル250m、タイムトライアル500mF)・1kmM

 

    プレミアムコースの参加者には大会後、選手からアドバイスを受けることができるアフターミーティングの特典も。

 

開会式直後には、実際に選手によるデモンストレーション走行が行われた。深谷選手が自転車に乗ってバンクを周回し、新田選手が走行のポイントを解説。参加者たちはスマートフォンで動画を撮影し、世界を股にかけて活躍してきた選手たちのアドバイスに熱心に耳を傾けていた。

 

アドバイスを受け、いざ、タイムトライアルへ。好タイムが計測され、会場全体で拍手が沸き起こる場面も。

 

参加者たちはみな、自慢の愛車を持参して大会に参加。こだわりのパーツに、高級なフレームとそれぞれ個性が光る自転車が行き交うバンク内。その自転車愛を語ってもらおうと、参加者たちにインタビューしてみた。

 

▼好タイムを計測したAさん


自転車を始めて23年です。取手競輪場や前橋競輪場でもバンク走行会に参加したこともあります。TIPSTARDOMEでのサイクルクラブ参加は今回で2度目。タイムを計測してみたくて参加しました。

バンクへの怖さですか?最初はありましたが、徐々に少しずつ慣れてきた。愛車はピストバイクでMAKINOのものです。偶然にも家から徒歩圏内のメーカーさん。競輪選手が使っていたフレームみたいです。

タイム計測ができたり、こういう機会があれば今後も参加していきたいし、タイム更新を目指したいです!

 

▼中村選手も興味津々だったお洒落な自転車のBさん


自分の自転車は街乗り仕様のお洒落バイクです。ピンク色が特徴的で気に入っています。フレームは結構持っていて、ほとんどがピストですね。自転車は本当に“沼”ですよ、お金がかかる(笑)。

今回はタイムを計ってみたくて参加しました。大阪から来ちゃいました!

 

▼自慢のKOGAフレームで参加のCさん

すごく有意義な時間。これまでは参加してきたイベントは走行がメイン。今回は選手から直接フィードバックがもらえるなんて、感激です。自転車の乗り方や走り方まで教えてもらえて、勉強になりました。参加料以上の価値があるイベントでした。

もっと上手く走れるように、タイム更新を狙いたいですね。

 


大会終了後、プレミアムコース参加者たちに向けて行われたアフターミーティングにも密着。タイムトライアル中、参加者の走りを細かくチェックしてメモをしていた新田選手。参加者たちは一人ひとり新田選手から改善点などのアドバイスを受けた。

 


深谷選手と長迫選手は参加者たちからのさまざまな質問に回答。学生の参加者も多く「1TTでタイムを出すには?」、「スタートのコツ、最適なギヤは?」、「練習での成果をレースで発揮するには?」など、質問する表情は真剣そのもの。自転車競技を勉強中の記者にとっても『へぇ~! そうなんだ! なるほど!』が止まらない貴重なお話でした。

学生の皆さん、アドバイスを活かして頑張ってください! 応援しています!

 


最後に、イベントに密着取材させていただいて記者が感じたこと。

 

『自転車は生涯楽しめる!』。

 

参加者の年齢層は幅広く、思い思いに自転車を楽しんでいる姿が印象的でした。自転車は生涯を通じて楽しめるスポーツだと思います。自転車は交通手段としても使われているし、私たちの身近にあります。

サイクリングもよし、健康のために、趣味としてロードバイクを楽しんだり、タイムに挑戦するのもよし。観戦して楽しむもよし。

種目で言えば、マウンテンバイク、シクロクロス、BMXなど自転車は自転車でもいろいろな楽しみ方ができるのも魅力ですよね。

 

自転車に少しでも興味がある方、まずはPIST6を観戦してみませんか? 選手たちは最高時速70㎞にも及ぶスピードでバンクを駆け抜けます。その臨場感と言ったら…、これはもう生で見て体感していただきたいです。『選手すご!自転車すご!』ってなります。

 

今後もこういった参加型イベントをたくさん開催してほしいと思います。バンクは屋内なので天候に左右されず快適ですし、憧れの選手と交流できるのもイベントならでは。

 

参加者のみなさんの熱量に刺激を受けて、部屋のオブジェと化したロードバイクを日に浴びせようと思う記者でした。