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今開催はPIST6優勝者は不在の混戦模様。
PIST6初出走組が10名参加だが、記念競輪で活躍する名うてのS級クラスが初参加というのも興味深い。
その中の1人、鈴木庸之の近況は腰痛による欠場が多く正直リズムを欠いているが、「今開催は腰の方は大丈夫」とキッパリ。ただ前検日に行われたタイムトライアルではまさかの13秒373と大きな遅れを取ってしまった。ただ「十分にバンクに馴染めていなかった事が要因」と言うだけにリカバリーできる要素は十分。
更にこちらも初参戦の永沢剛は現行競輪で追い込み屋としてG1でも勝利を挙げている実績。PIST6に対する対応力が問われるが、タイムトライアルでは10秒428とまずまずのタイムを計時。競走形態となる一次予選以降は現行競輪同様の巧さを見せてくれるか。
更に現行競輪での名前で言えば椎木尾拓哉や横山尚則らも要警戒。この両者ともに鈴木同様にタイムトライアルでのタイムは物足りないが、一次予選以降は競走形態となるだけに変わり身もありそう。
一方でPIST6常連組からは今開催が5回目の参戦となる斉木翔は1着数が多く、慣れが見込めた前走のZERO ラウンド10では初の優出を決めPIST6では上昇気配の注目株。タイムトライアルも2位で通過と期待できる。
PIST6での実績は過去5回の参戦の中で3回の優出を数える内山雅貴ももちろん侮れない存在。
そして注目のタイムトライアルを1位で突破したのは、自己ベストのハロンタイムとなる10秒332を計時し今開催が6回目となる大西祐。優出も1回あるだけに、それ以上の成績。先にあるのは優勝の2文字か。