グレードレース

【佐世保競輪 開設75周年記念九十九島賞争奪戦GⅢ】らしさ全開のレースを見せた新山響平

2025/12/05

_佐世保競輪場で行われている「九十九島賞争奪戦(G3)」は6日に準決勝を迎える。11レースに出走する新山響平に話しを聞いた。

 

_本業の突っ張り先行で和田圭とワンツーを決めた新山響平

 

_初日特選では先行態勢に入るも犬伏湧也の猛抵抗に遭い、清水裕友に捲られてしまった新山響平。それでも「主導権は譲りたくなかった」と本人が言うように先行に対する意識はずっと変わらない。

 

_二次予選もひと筋縄とはいかなかった。押さえにきた岩谷拓磨が何とか前に出ようと頭を新山に入れながらだったが、突っ張り切る。そこにすかさず昼田達哉がダッシュよくカマしてきたが、これもしっかり併せて切った。最後は番手の和田圭に逆転差しを許したが、新山らしい力強い先行で順当に準決勝まで駒を進めた。

 

_「前を取って突っ張る作戦。抵抗もあったけど、前に出られないように踏んだ。余裕はあったけど、上手くペースが上がらなく感じた。セッティングがあまりよくない感じがあったので乗り方も踏まえて調整します」と試行錯誤を重ねる。

 

_準決勝は初日特選でも連係した佐々木龍と2車で4分戦。かなりハイペースな展開になりそうだが、力の違い、格の違いを再度見せて別線の機動型を粉砕する。

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