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西武園競輪場では「報知金杯(FI)」が28日に2日目を迎えた。7R のガールズ予選②で3着の西島叶子に話を聞いた。
「マーク戦のままでは52点止まりだと思って」
西島は自分に言い聞かせるように話す。
「もっと上を目指すには自力も必要。だからこそ、今は自力でやる気持ちを持って戦っています。自力の決まり手も増やしたい。成績は一時的に落ちるかもしれないけど」と殻を破るために決意した。
環境の変化がきっかけになったと言う。
ホームバンクの熊本は、来年2月に控える全日本選抜競輪に向けて改修工事中。そのため現在は防府競輪場で練習をしている。
「(山原)さくらさんにも“おいでよ”と声をかけてもらい、いい環境でやらせてもらっている。何も変わらず、このままでいいのか…と思って」と自らを見つめ直した。
初日は3番手から積極的に仕掛け、尾崎睦に捲られ3着。しかし、内容には確かな“変化の兆し”があった。しかし、2日目は「初日のレースから一転、内容は0点」と厳しいジャッジ。走りの中に西島なりの基準が確立しつつある。
西島は今、もう一ランク上へ、強くなるための過程にいる。殻を破った新しい西島に会える日は、そう遠くはないだろう。