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松戸競輪
「54歳の高嶋一朗には負けたくない」
高嶋の持ち味をといえばズバッと追い込む鋭いタテ脚。ここ数年は怪我で低迷しているが、2年前は初日特選に乗るほど安定した成績を残していた選手。
「肩鎖関節を脱臼したりして、成績が落ちた。去年は厳しい一年だったね。何か変えようと思って年末からダイエットを始めた。体重を5,6キロ落として体脂肪率も22%から15%まで落としたよ」と大変身した体を見せてくれた。
ダイエットに踏み切った理由について尋ねると
「最近は若い子が本当に強い。トップスピードと反応を上げないと勝負にならないからね」。
6月で55歳になった高嶋だが、向上心の塊。話していると競輪に対する熱い気持ちが伝わってくる。
「競輪ってただ走ればいいってもんじゃない。発走機に立ったときにやってやるって気持ちになる。若いヤツを差してやろうとかね。この気持ちが大事なんだと思う。この前ある人に言ったのが、54歳の高嶋一朗には負けないって言った。そうやって毎年毎年自分を超えていけばいつまでもモチベーションをもって選手を続けられるからね。今期は一班の点数を目標に一戦一戦頑張るよ」と最後に締め括ってくれた。