アオケイ・小田競・中部競輪・競輪研究4紙合同の競輪サイト
西武園競輪場のナイター「ニッカン・コム杯(FII)」が19日に最終日を迎える。10R のガールズ決勝に出走する太田りゆに話を聞いた。
ガールズ予選2、この日の太田は珍しく前受けからのスタート。「意図はなくSを取っちゃった。いつもなら突っ張れるところを、スタンディングのパワーが弱くて突っ張れず。その後の判断は悪くなく、落ち着いて走れた」と淡々とふり返る。結果こそ連勝も、その裏には左鎖骨骨折の影響が残る。
デビュー後、初めての落車骨折。太田は自身を見つめ直す時間を過ごしている。
「自分にとって一番の武器(ダッシュ)がなくなった今、今までみたいに力づくなレースができない。(ダッシュに)頼りっぱなしだったところが削がれている状態だからこそ、もっと色々なことが上手くできるようになればと思っています」
ただ怪我を治すだけでは終わらせない。もっと強い自分に。太田は確かに、もう一段階上の自分を見据えている。
「1月、2月ぐらいには良い状態で迎えられるように。来年に向けても良い時間を過ごしたい。決勝はいつもより自信はないけど、できる事を」と言葉に力を込めた。