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靑森競輪 長谷川裕一
靑森ミッドナイト競輪「ウィンチケットミッドナイト競輪(FⅡ)」は3日に初日を迎えた。チャレンジ予選では脚を溜めて見事に一撃を決めた長谷川裕一に話を聞いた。
「まずはラインで決まったのが本当に良かったですね!」と、レース後に満面の笑みで語った長谷川裕一。ラインでの連係が決まり文句なしの決着だ。
作戦面でも冷静さが光った。突っ張っていく作戦も頭にあったが、「相手が早めに来たので、一度下げて捲りに構えました。それは事前に話し合っていたので、後ろも分かってくれていたと思っています」と振り返る。無理に力勝負にせず、展開を読んで最適な一手を選んだ形だ。
さらに踏み込み方にも工夫があった。「徐々にスピードを上げて、コーナーでは踏み過ぎないようにした。最後は“山おろし”で最後に加速するイメージで」と明かす。余力を残して最後の直線勝負に賭ける、その緻密な計算が勝利を呼び込んだ。
もっとも重要なのは勝負どころの準決だ。「最近は新人との2分戦になることも多くて、苦戦する場面があるんです。だからこそ準決勝は大事に走って、しっかり頑張りたい」と気を引き締めた。