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【京都向日町競輪開設75周年記念平安賞GⅢ in奈良】博幸イズム継承の谷内健太「憧れの存在だけど、越えないと」

2025/09/24

奈良競輪では「75周年記念・平安賞in奈良(GIII)」が25日に初日を迎える。7R一次予選を走る谷内健太に話を聞いた。

 谷内にとって、ここが新たなスタートとなる。特別昇班一発目、S級初戦を地元記念で迎える。

「間に合って良かった。地元記念を走ることが一つの目標だったので。初めての9車立てに不安もあるけど、それ以上に気合が上回っている。僕はダッシュよりも地脚。長い距離を踏んで自分のレースをしたい」と意気込みを語った。

 

 ともに練習に励む京都の御大・村上博幸は負傷欠場。谷内は思いを口にする。

 

「博幸さんとは、ずっと練習させてもらっていて学びばかり。どんな存在か?憧れの存在ですけど、越えないといけない気持ちもある。欠場は残念ですが、もっと上の舞台でいつか一緒に走れたら」

 

 憧れだけで終わるつもりはない。精悍な顔つき、言葉の一つ一つにも芯がある。谷内が頼もしく思えた。その心構えがあれば、強豪ひしめく近畿地区でも存在感を放っていけるはずだ。

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