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【立川競輪FⅠ】バージョンアップを目指す一戸康宏

2025/09/24

立川ケイリン 一戸康宏

【立川競輪】

立川競輪「スポーツニッポン杯(F)」は24日に初日を迎えた。S級予選を1着で突破した一戸康宏に話を聞いた。

 

予選は赤板過ぎに前に出て、鐘で叩いた大川龍の内を掬って飛び出した伊東翔の3番手を巧みに確保した。そして、大川龍のバック捲りに併わせてスパートして見事に1着。「鐘で内から掬って行ったのは狙っていたものではありませんでした。ただ、大川さんよりも前にいないといけないと思って。とっさに動いた」と説明。意識しない動きから見事に3番手の位置を取った。

 

後方から立て直して捲ってきた大川龍に反応してバック過ぎに踏み上げる。「前の佐々木さんに張られるとは思ったけど、(被ってはダメなので)無理矢理仕掛けていきました。強引だったので、脚とペダルが3角みたいに回していました。それでも何とか乗り越えられたし、自分の状態は良いと思います」。

 

ここ最近は1着が多くなってきた。以前に比べてかなり状態も上がっている感じだ。「最近は若い子が多くなってきて、自分が番手を回る事も多くなってきた。ただ、タテがあれば良いだけではない感じになっています。そこで、展開に応じて走れるように色々やれるようにしないといけないと思っています。それこそ、自分のバージョンアップですね」。

 

まだ荒削りな部分はあるが、あらゆる展開に即応できる選手になるべく奮闘中だ。『のへ バージョン2.0』に今後期待したい。

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