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西武園競輪場ではナイター「開設75周年記念・ゴールド・ウイング賞(GIII)」が28日に開幕する。11Rの一次予選に出走する新田祐大に話を聞いた。
今月22日~25日に伊豆ベロドロームで開催された全日本選手権トラック。
新田はチームスプリント(初日)と1㎞タイムトライアル(最終日)に出場し、ともに準優勝。1㎞タイムトライアルでは優勝した中石湊とは20歳差、若手に負けない成績を残した。
「500mあたりで生命の危機を感じて、限界を見た(笑)。練習でもそう。(太田)海也とやった時なんかは、力を出し切ってしまって。前までは(息を整えるのに)倒れ込めばいいやと思っていたけど、今は倒れ込んだら(意識が)なかなか…(苦笑)」と私たちの想像の域を超えるトレーニングを積んでいる。
しかし、苦しいだけではない。その感覚は新田にとって大きな意味を持ち「限界が見えたことで自分の幅を広げられた。そこはプラスですね」と話す通り、限界を見た=リミッターが外されたということでもあるのだ。
地元の平、岸和田と2場所完全優勝中と常勝モード突入へ、待ったなしの新田。今年初GIとなる寛仁親王牌に向けても、更に調子を上げていきたい。