FⅠ&FⅡニュース

【西武園競輪FⅡモーニング】好調ムードの成田直喜

2025/11/05

西武園競輪 成田直喜

西武園モーニング競輪「テレ玉杯(FⅡ)」が準決勝戦を迎えた。別線の捲りに巧みにスイッチして直線で突き抜けた成田直喜に話を聞いた。

 

最近は何でも差してしまうってくらい差し脚はキレッキレだ。その雰囲気を明かに見せたのが2場所前の川崎ミッドの決勝だ。真後ろから飛んで来た捲りにスイッチして、直線で一気に捕らえる。これは相当「脚」がなければできない事である。「あの時は結構余裕があってうまく切り替えて差せたんですよね。今日の準決も全くあんな感じのレースだったね」と競走後に自分の走りを振り返った。

 

記者の「よく伸びましたね」との問いかけには「正直、もっと伸びると思っていた。いや、そんなに伸びるわけないよね(笑)」と、冗談交じりだが、本音があったに違いない。今は自分の状態にかなりの手応えがあるのだろう。

 

好調の要因などを突っ込んで聞いてみたが「本当にたまたまと言うか。練習でも普段通りにやっているだけで、何か変えたり特別なことをやっているわけじゃないんだよ」と、どことなく控えめ? な感じで話す。ただ、最後に「だけど自分の中で(全てが)噛み合ってきているんだと思う」と一瞬キリッとした表情で答えてくれた。

 

決勝は初連係となる小池千啓の番手となった。小池は凡走の少ない若手機動型。その後ろで脚を溜められるのは有利だ。別線との踏み合いで先頭選手が脚力ロスする流れとなった時、それこそ成田の『出番』となりそうだ。

新着コラム

コラム一覧