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体を張って先行選手を守る熱い漢。というイメージが強いが、最近はメンバー次第で自力も出すし、タテヨコ駆使したオールラウンダーに変身した。直前の函館オールスター競輪GⅠは「近畿の絆」全開で決勝3着の好成績。今開催もド派手に暴れ回る。
新山響平が先行のスペシャリストなら、山口拳矢は捲りのスペシャリスト。溜めて、溜めて、サラ脚で仕掛けたときは超強い! 富山記念の決勝戦では8秒8のバンクレコードを叩き出すなど近況は確実に復調ムード。先行有利と呼ばれる当地でも毎日追いかけてみたい選手だ。
5月京王閣の落車は骨盤骨折、鎖骨粉砕骨折の大怪我だったが、復帰戦となった前回の前橋は3日間バック線を取るレースで存在感をアピール。脚力を戻すには長い距離をモガくのが一番、と昔から言われているし、本人も着順以上に手応えを感じたはず。多くの選手が「3割増し」となる地元開催。しかも記念だ。着にも内容にもこだわる4日間にしたい。