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京王閣 F2 ミッドナイト 最終日

2025/06/18

【京王閣・ミッドナイト】 渡辺健選手は「今は体が壊れてもいいと思って練習に打ち込んでいる。キツいながらも踏めているよ」

 

6月16日から京王閣競輪場で「ウインチケットミッドナイト競輪」F2・ミッドナイト競輪が開催されている。

3日制シリーズもいよいよ最終日の18日を迎える事になった。1・2班戦の決勝9Rに出場する渡辺健選手に話を聞いてみた。

 今シリーズは特選スタートから5着2着で決勝進出だ。初日は展開が向かず見せ場はなかったが、準決勝はロングスパートの稲毛知也のダッシュにピタリと続いて迫っていた。

 稲毛君のダッシュに少し遅れた感じがあったみたいですねと聞いてみたが「少し車間が開いたね。だけど、あのくらいは自分にとって想定の範囲内。付け直しもしっかりできたし、最後は迫れたからあれでよかった」と振り返る。

 決勝戦も稲毛知也のハコになったが、準決勝での稲毛選手の動きはどうなのかを聞いてみた。「稲毛君のダッシュは凄かったよ。ググッと伸びていく感じがあったし、最後の踏み直しも強烈だった。確か半年くらい前だったかな? 連係した事があったんだけど、その時よりもっと強くなっているよ。凄いメンバーになったけど、好きに走ってもらえればいいし、しっかり付いていく事だけを考えて走る」という。

今年の8月でデビューして30年で52歳のベテラン選手だが、近況は京王閣を含めると7場所中6回の優出と絶好調だ。その要因というのを聞いてみた。「もう1年半前くらいになるのかなあ…。自分の体が壊れてもいいから練習に打ち込もうと。休む暇も惜しんで目一杯やっているんですよ。その成果が出てきたと言えば聞こえはいいけど、本当に疲れが溜まっていて体がキツい。そういう状態でも今は踏めていると言っていいですね。優勝ですか? 2年か3年前の名古屋以来してないね(苦笑)」。

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