星野めぐみのトリコラ

【岸和田競輪 第76回高松宮記念杯競輪GⅠ&第3回パールカップGⅠ】犬伏湧也「S級S班としての自覚を持って」

2025/06/16

岸和田競輪 第76回高松宮記念杯競輪GⅠ&第3回パールカップGⅠに出場する犬伏湧也選手(徳島119期)に話を伺いました

星野「いよいよ高松宮記念杯競輪が始まりますが、今の心境はいかがですか?」

犬伏「S級S班としての責任感もあるし、求められる走りに応えられるように準備はしてきました」

星野「一つ前のG1ダービーが、S級S班としての初めてのレースでした。振り返ってみてどうですか?」

犬伏「そうですね、S級S班として臨む初めてのG1だったので、気合を入れて挑みました。しかし、準決勝では4着で勝ち上がれず、古性優作選手の走りが一枚上手でしたね。力不足を痛感しましたが、その悔しさが逆に次へのモチベーションになっています。もっと頑張らないと!と強く思えたシリーズでした」

星野「お話聞いてて気持ちの面でもしっかりされてるなという印象を受けますが、S班になって気持ちの変化はありましたか?」

犬伏「そうですね。正直初めは、複雑な気持ちでしたが、四国にS級S班がいなかったので、その点を考えると四国勢を盛り上げる良い機会だと思いました。今は、四国を引っ張る存在としての自覚も芽生えてきて、責任感や周りの期待を強く感じています。だから、レースでも四国勢の先頭をしっかり任せてもらえる選手になりたいと、今まで以上に思うようになりました」

星野「21歳から自転車に乗り始めて、競輪選手になるまでは時間かかったと聞いていますが、デビュー4年目で今の位置にいる事についてはいかがですか?」

犬伏「苦労して競輪選手になったので、もっとスパン!と上に行きたい気持ちもあります。まだG1も取ってないし、SSの中でも力は劣る部分があります。なので、ここからだと思っています。師匠の小倉さんからは、今も変わらず厳しく指導していただいてますし、早くS班が似合う選手になりたいですね」

星野「ただ、2024年はG3も2回優勝して、G1も競輪祭では決勝2着という結果でしたし、飛躍の一年だったんじゃないかと思いますが 
犬伏ー2024年の前半戦は決勝にも進めず、成績も安定しませんでした。でも、7月の地元記念の優勝をきっかけに気持ちに変化があったんです。その後の10月の親王牌で小倉さんと愛媛の橋本強さんと連係して先行で一着をとる事ができました。その辺りからですかね、少しずつ結果も出てきました」

星野「そうなんですね。今年は更にタイトル獲得も期待されますが、やはり、強みはやはり豪快な仕掛けかと思います。いかがですか?」

犬伏「自転車の伸びが武器だと思っているので、そこを生かした競走を心がけています。それに加えて長い距離を踏む練習をしていて、だいぶ踏めるようになってきました。元々スプリンタータイプなので、そこをベースに距離も踏めるようになれば無敵かなと、そう思って練習の強度も上げています」

星野「高松宮記念杯競輪では、その成果も楽しみにしています。では、応援してくださる皆様にメッセージをお願いします」

犬伏「しっかり持ち味を生かしたレースをしていきたいと思っています。応援よろしくお願いします!」

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編集部

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