グレードレース

【岸和田競輪 第76回高松宮記念杯競輪GⅠ】開催展望&注目選手

2025/06/13

伝統の東西対抗・灼熱バトルを見逃すな!!

3年前に、25年振りに6日開催が復活した高松宮記念杯競輪。

今年も準決勝までは東西に分かれての戦いで前半の3日間は競輪祭などでおなじみのポイント制の一次予選。全選手がそれぞれ2走して成績上位者9人が4日目の青龍賞、白虎賞に進み、10位から36位が二次予選に。

準決勝は東西各2レース。1着、2着、最後の1名は3着4名の中から、勝ち残った9人が決勝の舞台で頂点を目指して最終決戦!!

 

近畿勢を引っ張るのは地元で絶大な存在感を示す古性優作。当杯3連覇を狙った昨年は決勝3着に終わったが、V奪還の為にここに戻って来た。仕事人の異名をとる南修二と快速ランナー福永大智と地元大阪は3人となったが、皆の思いを胸に奮走する。全日本選抜競輪を制した脇本雄太が最強の走りで近畿を盛り上げるが、寺崎浩平は最近構えるレースが多いのが気がかり。代わって窓場千加頼、三谷竜生らが機動戦で場内を沸かすか。

息の合った連係プレーを披露するのは南関東勢。核となるのは郡司浩平で深谷知広、松井宏佑の機動型に、S班岩本俊介、マーカーとして円熟期を迎える松谷秀幸ら大所帯を巧みに束ねてV争いへ。

北日本勢に目を向けると新山響平、中野慎詞の機動型2人が好調。V戦線に波乱を呼ぶが、司令塔の佐藤慎太郎は骨折復帰後は復調途上。

中国勢をリードして来た清水裕友と松浦悠士。両者共に復調下にあり、世界で戦う太田海也が勝ち上って来るとグンと視界は広がる。

関東勢の雄・眞杉匠は機動戦に厳しく横へも対応。日本選手権競輪を制した吉田拓矢、今度は俺と燃える坂井洋も元気一杯。個の力が合体すれば他地区にとっては脅威となる。

四国勢浮沈の鍵を握るのは4月からS班昇格の犬伏湧也。小倉竜二、松本貴治、佐々木豪らを背にここ一番で自慢の加速力発揮と成るか。

中部勢は経験値と実績で浅井康太、快速復調ムードの山口拳矢が双璧。ここに思い切った走りで評価を上げる藤井侑吾が加わり、下剋上を狙う。

九州勢だって黙っていない。嘉永泰斗、山崎賢人の加速力、決定力のある山田庸平、英明に荒井崇博と役者は揃っている。

 

古性 優作【大阪・100期・34歳】

グランプリ覇者としてここ地元岸和田、高松宮記念杯競輪に凱旋。今年は伊東のウィナーズカップを制し、日本選手権競輪は悔しい3着だが結果はしっかり残す。抜群の乗車バランスを誇り、痛烈捲り、厳しい横への対応力を武器に当杯3度目の優勝に照準を絞る

 

脇本 雄太【福井・94期・36歳】

最後の最後に競輪祭Vの昨年とは違い、今年は初のGⅠ全日本選抜競輪を制して史上初のグランプリスラムを達成。体調さえ万全ならいつでもこんなパフォーマンスが可能。一旦加速が付けば敵なし。近畿の先頭に立ってラインから優勝者をと奮走。

 

犬伏 湧也【徳島・119期・29歳】

単純に瞬間の加速力だけならいつ頂点に立ってもおかしくないがそれだけで勝てないのが、競輪の難しいところ。S班に昇格して責任感も出てきたはず。持ち味のカマシ、捲りの力を最大限に活かすレースの組み立てを見つめ直す時か。

 

清水 裕友【山口・105期・30歳】

ラインの最前を任されれば闘志あふれる走り。どういう状況になっても必ずアクションを起こして場内を沸かせる。前団ひと呑みの捲りに、目標を得れば可能な仕事をこなして最後は一気。体調、調子が戻る今、久々のタイトル奪取へ静かに燃える。

 

寺崎 浩平【福井・117期・31歳】

今年初のGⅠ全日本選抜で脇本雄太のVに貢献して自らも2着と飛躍が期待される。その後の武雄GⅢではバンクレコード更新と快速ぶりをいかんなく発揮。日本選手権は構える傾向で消化不良に終わったが、気分一新。近畿の大会で再び輝きを!

 

松浦 悠士【広島・98期・34歳】

昨年は度重なる事故に見舞われて苦しい1年に。だが、体調が戻ればきっちり結果を残せることを近況の成績で証明。気温の上昇で体の動きに切れが戻れば自力の精度もさらに増すはず。展開、対敵に応じたワイドな走りで捲土重来を目指す。

 

太田 海也【岡山・121期・25歳】

ボート競技から競輪選手を目指して養成所へ。即才能が開花、早期卒業を果しプロデビュー。その後は五輪など世界でも活躍。日本選手権では一予、二予を1着、1着で勝ち上がるなど大舞台でも存在感を増す。その快速先行は一見の価値有りだ。

戦い終わって写真

 

郡司 浩平 【神奈川・99期・34歳】

厚みのある南関勢にあってもその存在感は群を抜く存在。今年もGⅢで勝ち星、Vを量産中と高い次元で好調をキープする。ラインの最前に立てば反応鋭い機動戦を展開するし、追込みに回れば仕事をこなして最後はしっかりと目標を捕捉。

 

眞杉 匠【栃木・113期・26歳】

2年前にオールスター、競輪祭を立て続けに制覇。昨年はサマーナイトフェスティバル、共同通信社杯をゲットして関東№1のプレーヤーに。度胸満点の先行、捲りは言うに及ばず勝負と見れば厳しく横へも対応と、これぞ競輪の走りを披露。

 

新山 響平【青森・107期・31歳】

3年連続でS班をキープ。誰もが認める超一流選手へと成長。その先行パワーは輪界有数と言えるが、今年は今のところG戦線では優勝とは無縁。正攻法からの突っ張り先行、鉈の迫力を思わせる力任せの捲りを放ち大舞台で最高の結果を見せて欲しい。

 

岩本 俊介【千葉・94期・41歳】

S班の責任感を胸に目前の一戦に全力投球。番手、3番手の競走も増えて来たが、対応力を身に付けてきた印象。もち論、持ち味の機動戦も錆びついてはいない。人材豊富な南関勢、勝ち上がって行けばチャンス有り。その時の為にとやれる事をやる。

 

深谷 知広【静岡・96期・35歳】

深谷にとって初のGI制覇はこの高松宮記念杯。あれから早や14年。南関に移籍して果敢に駆けて後ろのVに貢献した例は数知れず。その迫力満点の先行に、爆発的な捲りは衰えを知らない。そろそろ自身が久々の頂点に立っても誰も文句は言わない。

 

吉田拓矢【茨城・107期・30歳】

先の名古屋日本選手権で2度目のGⅠ制覇を達成。自ら先頭に立って速攻で関東勢をリードしてもいいし、番手を回って司令塔の役目をこなしてもグンと存在感が増す。関東最強と謳われる眞杉匠とのタッグで再び頂点を目指して邁進する。

 

菅田 壱道【宮城・91期・39歳】

ラインの最前に立っての速攻戦。展開はまれば大物打倒の魅力を秘めるが、大敵相手には精度で見劣るのは確か。新山響平と同乗して番手無風で回れるとビッグチャンスが訪れる。最後に繰り出す縦の脚を磨いて大一番を迎えたい。

 

 

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