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小松島競輪 2日目 6R 3番車
藤野貴章 選手
記者「西九州の自力選手以外は付かないって言っていましたけど、撤回されたそうですね。」
藤野「はい。自分のSNSでも発信したし、前回の岸和田で番組さんにも伝えました。」
記者「そのきっかけとなったのは、城戸崎さんのところに追い上げたレースですか?」
藤野「そうです。城戸崎さんがやさしいんですよ。怒ってくれた方がまだ気持ちが楽だったっす。レース後にあいさつに行ったら『レースだもん。いいよいいよ』って。ああいういい人まで自分のわがままで巻き込んでしまって。」
記者「もうレースで見せてきたし若手にも堂々とアドバイスできるでしょ。これからは九州地区を大事にしてライン競走に徹するんですよね。」
藤野「半年間ほぼ自分でやって後方になるレースはほぼ無かった。これからは九州の若手に育って貰えるようアドバイスしたい。もちろん僕も仕事はやる。初日は高橋(義秋)さんと九州2人だったから、お互いの持ち味を殺さないよう別々になったけど、自力選手がいればちゃんとラインを組みます。」
賛否両論あると思うが、これが藤野の導き出した筋。番手を回れば仕事をするし、自力選手が居なければ自分でハコ勝負なり自在にやって道を切り開く。記者はそういう戦い方が『漢気』があると思うし好きだ。自らイバラの道を選び後輩たちに言うのではなく、背中で見せてきた。これからも戦う藤野を応援したい。