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宇都宮競輪場の「第1回レジェンド神山雄一郎カップ(GⅢ)」が15日に開幕。初日10RのS級一次予選を走る若手ホープ・後藤大輝に話を聞いた。
後藤は間違いなく九州地区、いや、競輪界を代表する選手となろう。
2場所前の静岡・決勝は阿部英斗の番手を回ると、嬉しいS級初優勝を手にした。
「なかなか勝ち切れなくて。末の甘さだったり、力不足を感じていた。もっと強くならなきゃという思いと同時に、どこか焦りもあったと思います。1つ優勝できて、気持ち的に楽になりました」と本音がこぼれた。
「優勝は完全に前(阿部)のおかげ。番手の経験は初めてで、レースの違う見方もできた。ここからがスタートだと思っている。今度は“自力”で優勝できるように。その先に、記念の優勝やビッグでも優勝を狙えるような選手になりたいという目標もある。1つずつですね」と着実にステップアップを目指す。
能力は岸和田への出稽古で交流のある輪界トップ・古性優作もお墨付き。古性が欠場となり、残念がる後藤だが「古性さんの分まで頑張ります!」と競輪界の次世代を担う後藤が、レジェンドカップで躍動を見せる。