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11日から大宮競輪場で「ニッカンコム杯&CTC杯」が開催されている。
チャレンジ決勝11Rに出走する加藤将武(カトウ ショウブ)に話を聞いた。
初日、2日目と連勝で勝ち上がり8連勝中の加藤は、A級2班への特別昇班まであと一勝となった。
準決勝では前受けの加藤を大中拓磨-樫村伸平の兵庫コンビがフタをする形となった。加藤は焦ってしまったのか、引かずに自ら樫村をドカしてすかさず捲る展開になった。
「焦ってしまった。(番手の)高橋京治さんからは『引け』って言われたのですが、焦ってしまい完全に引き切れなかった。仕掛けた時には1着に届く感じがあったけど、京治さんと一緒に決められなかったのは悔しいし、申し訳ない気持ちで一杯」。
「初日はペースの上げ方を失敗して出し切れず。準決勝は焦りすぎて中途半端になってしまったので、スッキリしないですね…」と少し困った様な表情を浮かべていた。
ただ、特昇がかかる9連勝について聞いてみると『特に意識はしていなかったけど、ここまできたからには目指したい』と気合が入っていた。
決勝は加藤将武-早坂義道の関東勢、堀航輝-清水一博の東北勢、岸田剛-南儀拓海の新人同士の中近勢、単騎を選んだ須藤誠で2対2対2対1の3分戦となった。
新人同士でスピード戦が予想されるが、2日間出し切れなかった分決勝では出し切る競走をして貰いたい。そして地元での特昇を決めて欲しいと願うばかりだ。