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【名古屋競輪 第79回日本選手権競輪GⅠ】競輪放浪記《第24回》プロ雀士・滝沢和典(アオケイ紙面掲載コラム)

2025/04/28

【負けが負けを呼ぶ】
 どれほど勝利を強く願っても、配牌やツモ、展開に恵まれなければ麻雀で勝利をつかむことは容易ではありません。それでも何とか打開しようと焦れば焦るほど状況は悪化の一途を辿り、まさに負のスパイラルに陥ってしまいます。
競輪もまた、選手の力だけでなく、風や他の選手の動きなどの展開、運が勝敗を左右する要素があるのは麻雀と同じです。
 中には古性選手や脇本選手のように、展開不問で勝てる力を持つ選手も何人か存在します。しかし、無理に勝利を追い求めることが、麻雀と同様に大きな着順につながってしまう可能性も孕んでいます。

【日本プロ麻雀連盟感謝祭にて】
 先日、日本プロ麻雀連盟の感謝祭で、ブランド王ロイヤルの森田勉社長とお会いする機会に恵まれました。(なんとアオケイの読者だそうです!)その際、心温まるお守りと高級な石鹸を頂戴しました。その石鹸は、素晴らしい香りで浄化と美肌に効果があるとのこと。普段は神頼みなど全く考えない私ですが、Mリーグで不本意な成績が続き、終盤を迎えている今、そのお心遣いが心に沁みました。

【賽銭】
 神頼みのついでに神社にも足を運びました。勝負事にご利益がある賽銭は5円、15円、115円…とのこと。験を担いで1150円を握りしめていたところ、賽銭箱の隣には「ミャンマー地震救援募金箱」が鎮座しているではありませんか。
 己の欲のためだけに神にすがる浅ましさにハッとさせられ、握りしめていた1150円は、(佐藤)慎太郎さんのように「ガハハ!」と心の中で叫びながら募金箱の中へ。財布は持たずに来ていたため賽銭箱には何も入れられず、無銭でお祈りするのも気が引けて、結局何もせずに神社を後にしました。電車内の空き缶も拾った、道場の喫煙所の灰皿からこぼれていた吸い殻も拾った。たまにでいいから、実力以上の運をください。やっぱりもう一度、あの神社へ行くべきかもしれません…。

 

 

〈左:滝沢和典〉

滝沢 和典 プロフィール

競技麻雀のプロ雀士。

日本プロ麻雀連盟所属。

MリーグではKONAMI麻雀格闘倶楽部に所属。

愛称はタッキー。

キャッチフレーズは「越後の奇跡」、「麻雀バガボンド」

生年月日: 1979年12月6日 (年齢 45歳)

血液型:B型

出生地: 新潟県 長岡市

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