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6日から取手競輪場で「サテライト水戸カップ東京中日スポーツ賞」が開催されている。準決勝10Rに出走する山下渡に話を聞いた。
初日は目標の小原唯志を好アシスト。2角からの捲りを巧追し、寸チョンしての1着スタートを決めた山下。予選の1着は4月の宇都宮開催以来。
「小原君はいつも頑張ってくれる。以前、優勝させて貰った事もありますからね。同い年なのに自力で戦っているのは凄いですよ」と絶賛。
対する小原も「山下君のアシストのお陰ですよ」とお互いを讃え合う姿を見せた。
好スタートを切った山下だが、普段は街道練習をしているそうだが、前走の前橋G1(親王牌)の直前にはバンク練習に入り、吉田拓也、吉田有希、吉澤純平らと追い込んだという。
「前橋はスピード戦になる。折角、親王牌を走るなら離れてしまっての大敗はしたくないと思った。練習では(吉田)有希君を差すまで…とはいかないけど、後輪まで差し込めたし自信が付いた」。
「バンク練習のお陰か、初日は坂井(洋)君、吉澤(純平)君の3番手でしっかり続いていけての2着。それもすごく自信になりましたね。今回も練習の貯金が残っていたのか、(今開催直前の)街道練習も踏めている感じがあった」と話してくれた。
地元戦での勝ち上がりに安堵する山下。
準決勝は雨谷の番手を選択した。「(雨谷君は)今は追い込みっぽくなってきているけど、今よりも先行捲りで戦っていた時に連係している。雨谷君とワンツーを決めたいね」と準決勝へ向けて意気込んでいた。
地元で気合の入る山下。別戦は犬伏湧也-池田憲昭の四国勢、堀内俊介-和田健太郎-中村浩士の南関勢といいメンバーが揃ったが、好調キープで雨谷とのワンツーを決めることが出来るのか期待が集まる。