グレードレース

【奈良競輪 開設74周年記念春日賞争覇戦GⅢ】番手回りで猛省の皿屋豊「明日は自力で」

2025/02/08

奈良競輪の「春日賞争奪戦(GⅢ)」が8日に開幕。10Rの一次予選を走り終えた皿屋豊に話を聞いた。

初日の成績で逃げ切りを決めたのは谷和也、飯野佑太、志田龍生の3人。後ろを回った番手の選手たちは“抜き損じ”にバツが悪そうだった。直線が短いとされる奈良の33バンクの難しさに、首をかしげる選手は多い。

 

皿屋豊は「すみません」とガックリ。「志田君を残そうとして、後ろを連れていかないように踏んだ。抜いたと思ったけど、僕の目測ミス。単純に志田君が強かったのもあるけど、同じ失敗をしないように」と猛反省。

 

 どうしても中部勢の自力が手薄なため、シリーズ中に前後の入れ替わりが多い皿屋。そんな状況には慣れつつあるようだが、「初日に自分でやって翌日が番手の番組なら良いんですけどね。初日は人の後ろで始まって、だと感触や調子が掴みづらい部分もあって。明日は自力なら自力で!」と与えられた場所でベストを尽くす。

 

明日の二次予選はやっぱり自力の番組に。同期の小森貴大がマークし、ラインは2車。相手は佐々木悠葵に町田太我、甲斐俊祐とモガき合いも覚悟の構成だ。それでも「重馬場は得意」と自負する皿屋は軽視禁物だろう。

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