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昨年の9月にS級特昇を決めた吉田有希はこの一年で大きく成長。G1の予選でメインを張る程の力を付けた。そんな吉田は常に一番人気を背負い「勝って当然」の選手に。本人はプレッシャーを感じているという。
「G1は挑戦者の立場で走れるけど、G3になると迎え撃つ立場。警戒されて6対3になるときもあるし、最近は駆けさせてもらえないことも増えた。人気になるし初日はメチャクチャ緊張します」と話す。
今日のレースを吉田は「突っ張ろうと思えば突っ張れたけど、後ろが付いて来てなかったので。一車っていうのも分かったし、変に踏み合って照井さんに捲られるのが嫌だった。塚本さんが見えたので張りながら出て行って回しながら踏んでいました」とゴチャついていた展開も本人は落ち着いていた様子。
逞しい走りで関東を牽引していく吉田はこれからの選手。
「格好よくはいかなかったけど。ラインみんなで頑張って掴んだ勝利。自分一人の力ではないです。二次予選もラインで決められるように全力で頑張ります」と最後は笑顔で意気込んだ。