特別インタビュー

【KEIRIN GRAND PRIX 2024】トリマクリ!特別インタビュー 坂口楓華選手

2024/12/19

今年3月、最後のガールズケイリンコレクションである取手ステージを制すと、11月28日時点では獲得賞金1位、優勝回数1位(18回)、1着数2位(63回)と年間を通して活躍した。 ※インタビューは11月29日に行っております。

――3月に最後のガルコレを制しました。今年はやれそうな感じはありましたか?

3月のコレクションは自信がありました。獲れるんじゃないかなと思っていました。状態も流れもいま自分に向いているなっていうのもありましたし、1日1日を無駄にせずにやってきたという自信があったので、7人の中で一番自信を持って走れたレースだったと思います。

 

――ガルコレを獲ったあと、気持ちや意識に変化はありましたか?

特になかったですけど、私の中ではいつも通りのレースをして結果は出ていました。ただ周りの目はどんどん厳しくなって、不利なレースになっていくなと思っていました。私自身は変わらなくても周りの流れは変わるので、それに対応するのにビッグレースでは手こずった感じがします。やりにくいレースは増えてきましたね。

 

――今年のはじめはどんな目標を立てていましたか?

タイトルを獲るというのが一つの目標で、小さい目標だったら賞金ランキング3位までに入るというのはありました。それで今しっかりといい流れできているので、自分の最初に立てた目標は達成できました。あともう一つの目標としては、去年の優勝回数を超えること。いま18回(1129日現在)で並んでいるので、そういう意味では歴史に残せるようにと頑張ってきたので、まだ目標が残っています。

 

――1着数でもトップに立てそうですが?

そこは意識せず、いつも通りのレースをして。いつも通りというか、本当は新しいことやりたいと思っているんですが、それは来年にとっておきます(笑)。来年また新しい自分になれるようにと思って、残り1ヶ月はメンタルをいい方向に持っていけるようにしたいですね。

 

――京都から愛知に移籍したことで変化はありましたか?

応援してくれる方が増えました。愛知支部のサポーターさんがすごく人数がいるので、仲間が増えて応援してくれる人も増えて、そのおかげでオールスターも行けたようなものなので、自分の力だけじゃ出られないレースにも出させてもらえました。そういう意味では変化はありましたね。

 

――競輪祭を振り返ってどうでしたか?

自分の力で戦うってことを最後まで貫けたのは良かったかなと思います。ただ終わってみて、チャレンジして良かったなって思う反面、このままじゃ一向に自分が勝つってことながないなって思ったレースもありました。そういう意味では、もっと勝つことに貪欲になろうと思った開催でした。自分のレースをしようって思いすぎているんです。見てくれている人がいるし、私はそれで評価されてきたので。評価してくれる人に応えたい、自分の意地を貫きたい気持ちも大事だけど、やっぱり勝たないと。マークに徹した選手もいて、貪欲になるってそういうところじゃないですか。大事なときに(うまく)立ち回ったり切り替える頭も必要ですね。私は自分でやるっていう一辺倒なので(苦笑)。そこも大事だけど、結果を出すためには決勝に行かないと。それすらもできていないから、そういう意味では柔軟性も必要だし足りないとこだらけです。

 

――今年を自己採点するとしたら、何点でしょう?

難しいな~。まだ60点ぐらいですかね。GⅠで決勝に上がる回数が少ない。まずは決勝に乗らないと夢に近づかないから、最低限まずそこに乗れる力がないと。そういう意味では甘さがあるし、自分に対しての厳しさが少ないから、上位の人と比べて全然足りないです。

 

――夢とは?

やっぱりグランプリで優勝することです。優勝して記録に残るようにしたい。それだけです。

 

 ――悔しかったレースはありますか?

ビッグレース全般ですね。結果を残せない、ちょっと弱気になってしまう自分がいるので毎回悔しいです。

 

 ――デビュー当時は今の自分を想像できましたか?

トップでやることは目標でしたけど、それよりも私は優勝することが難しかったので。今となれば優勝できるようになって、それが当たり前のように見られるぐらい強くなれたので、そういう意味では全然想像できなかったです。暫定ですけど、賞金1位でグランプリに入れるなんて。来年からはナショナルチームも出てくるし、もうないだろうなと思います(苦笑)。自慢できますね、娘ができたら(笑)。

 

 ――デビュー当時の目標は何でしたか?

 ここまで上がってこられて強い選手と一緒に走れることは夢にも見てなかったし、それぐらい下位のところにいて何となく走っていただけなので、目標は1勝することでした。1勝することが今も難しいので、『1勝』ですね(苦笑)。

 

 ――今年を振り返っていかがですか?

濃い1年でした。連勝した年とかよりも、もっと濃くて、辛い経験の方が多かったです。タイトルを獲ってからがめっちゃ苦しかったので。こういう苦しさとかは、なかなか味わえないことなので。それを味わえたことで人として成長できたし、乗り越えたらもっといい景色が待っているんだろうと思って何とか乗り越えられたので、そういう意味では苦しい1年でした。

 

 ――最後にグランプリを見据えて意気込みをお願いします。

競輪祭を終えて、今まで感じたことがないぐらい足りないものが明確に見えました。何が足りなくてどうやったら勝てるのかを冷静に考えられました。残り1ヶ月ですけど、脚力は1ヶ月でどうにもならないので、メンタルは脳の思考を変えたらもっていけると思うので、しっかりと自分が勝つにはどう組み立てたらいいかというのを真剣に集中して考えたいです。もちろん優勝目指して頑張ります!

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